ニューアルバム「LOVE IS GOLD」のリリースを記念して、3回に渡って99RadioServiceメンバーのインタビューをお届けします。 第一回は、Horiuchi Kohei。前作「3」から今作までの、厳しかった道のりを語っています。 次回は、Horiuchi Kota & Horiuchi Kohei による、アルバム・全曲解説の予定です。 インタビュー・文:松浦靖恵

前アルバム『3』から約2年3ヶ月。99Radio Serviceが、9月9日に4thアルバム『LOVE IS GOLD』をリリースする。先日、オフィシャルHP上で、すでに彼らのライブではお馴染みのriri(Key)とEndo Tatsuro(Ds)が正式メンバーとして加入したことを発表し、彼らは再び5人編成となった新生99Radio Serviceの始まりを高らかに告げた。『LOVE IS GOLD』について、また、99Radio Serviceに対する思いを、Horiuchi Kohei(Vo&G)に聞いた。

in_199Radio Serviceにとって、2013年に3rdアルバム『3』を発表してからの約2年間には、決して大袈裟ではなく、バンドが解散してもおかしくない出来事がいくつも起こった。
「『3』を作り終えた時、あ、このメンバーでは、1stアルバムを作った時のような初期衝動感みたいなものはもう出せないんだな…ってことに、みんなが気づいてしまった。幼馴染たちと遊びの延長みたいにやってきたバンドだったから、何か起こってもきっと続くんだろうなって思っていたんだけど、そこで完全にやりきった感を感じてしまったことで、それぞれが99Radio Serviceという枠の外を見始めたんです」

それぞれがこれからの自分が歩んで行く道を選ぶ中で、2013年にキーボード、2014年にドラマーが脱退。兄のHoriuchi KotaとHoriuchi Koheiは「この道以外の選択肢はない」と、曲を作り続けた。
「僕の中では活動休止や解散は考えてなかった。99Radio Serviceは自分が18歳の時からやっているバンドだし、それこそ孝太がいない時から99Radio Serviceって名乗っていたから、【僕=99Radio Service】みたいな自負が自分の中にあったからなんでしょうね」

とはいえ、このバンド名が残ったとしても、「もしかしたら自分以外みんないなくなるんじゃないかと思った時期もあった」と言う彼は、自分ひとりでもできることは何かを模索しながら、今までやったことのないデジタル機材で新曲を何曲も作るのだが、実はその混迷の時期に作った「Failure」が、新しいアルバム『LOVE IS GOLD』の中で、99Radio Serviceらしく響いているのは、とても興味深い。

Horiuchi KoheiとHoriuchi KotaとベースのJigenの3人編成で、アコースックライブをやっていた昨年の夏。ko-heyは友達の結婚式で、偶然古くからの音楽仲間であるEndo Tatsuroと再会。それから間を置かず、バンド仲間から紹介されたririと出会う。

「なんだかんだ言っても、バンドで音を鳴らしたいんですよ。2人をサポートに迎えて、久しぶりに5人編成でライブをやった時に、好きなものって変わらないんだな、変えられないんだなって思いました。俺、99Radio Serviceでバンドの音を鳴らすのが好きなんだなって」

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